功名が辻 一
著者:司馬遼太郎
出版社:文芸春秋
発行年:2005-02
伊右衛門と呼ばれているのは山内一豊のことです。戦の陣立ての記録にも親戚筋とともにその名が残っています。その伊右衛門は秀吉の三木城攻めの際馬を捕ろうとしたが失敗。自分の貧馬も失い徒での戦いをした。その後安土での大馬市で奥州の栗毛の馬に会うが誰も買うことができない。その頃2000石縁であったが3000石ぶんくらいの家来をもっていたので山内一豊は貧しかった。しかしあきらめきれず長浜にいる妻のちよに話すと自分の付け値の黄金10枚を出してきた。これはいざという時の為に伯父の不破一之丞が嫁入りにもたせたものだ。この話は当時のうわさになり伊右衛門とその妻千代が有名ななった。おりよく織田信長は京の内裏の東の御門の築地の外で天子や貴人を招いて馬揃えをした。その名馬に騎乗た山内一豊。信長は気に入り馬代に200石の加増を与えた。この話でこの巻は終わりになってます。司馬遼太郎の名文は読者を捕らえてはなしません。一気に読み終わりました。
今この本がNHKの大河ドラマの原作として採用放映されています。
今JR西日本のサイトで一豊と千代ゆかりの地を歩く
の特集もあり全国11箇所の詳しいガイドが見れて旅心を誘われます。