ベンチャー便利屋
南条 武
バブルの崩壊で北海道の大手銀行が破綻。借り入れの圧縮により経営していた何社もの会社の資金繰りが苦しくなり倒産。自己破産。失意。離婚。そんな中単独で東京へ。48才でこれといった資格特技もない作者南条 武さんが色々なアルバイトをしながら便利屋という仕事を軌道にのせるまでのドキュメント。これからなにかしてみたいと思う人の参考になる。若い時1ドル360円時代世界旅行したパワーや見識なども彼を支えたのには違いないが日頃から何かを求めピンと商売のヒントを得るアンテナを広げて生きることの大切さも教えてくれる。ここでも便利屋の主流の仕事はたまりになまったゴミの処理。その他不思議な仕事の依頼。現在社会の矛盾や希望のヒントを得ることが出来る。地獄の縁から家族を呼び寄せ成功した話は多くの人を勇気づけるだろう。