緑の証言―滅びゆくものと生きのびるもの宮脇 昭
この本はずいぶん昔に買ったものですが今読み返していても全然古くない。
ピラミッドや万里の長城といった文明遺跡のある所は木を切りつくしていて砂漠化がすすんでいる。だが日本は雨がよく降るということもありますが2000年来神社の鎮守の森ということで木を大切にしてきた。木はすなわちすべての生命のよりどころみたいなもので今後も大切なもの。その土地にあった木や植物を大切にすることが大事だという事を教えてくれます。今道路ダム開発においてもいかに現状の環境を壊さないようにして開発するかという認識が問われ河川護岸なども自然に戻す方向を模索しています。そのような環境と我々の未来を考える基礎的な本がこの本です。20年以上前の本が絶版にもならず読まれています。